キャブヒーター取り付け


 1    取り付け部の加工

2月にスノーツーリングに行った時、アイシングが発生しエンジンが止まってしまいました。

凍結した下り坂をアクセル全閉で下っていると、ガス欠に似た感じでボボボッてな感じでエンジンが止まってしまい、再始動してもすぐにエンジンが停止してしまいました。

雪の積もった山奥でバイクを押して行く事も出来ないので、ライターでキャブを焙り、使い捨てカイロで保温し何とか帰って来ることが出来ましたが、危険ですので真似はしないで下さい。

スクーターやカブでは、何度かアイシングを経験した事が有ったのですが、DFの様なスポーツバイクでは初めての経験、空冷単気筒バイクは、冷却風がキャブに当たるのでアイシングは起こらないと思っていたのですが、−5℃以下になるとやはり辛い物が有るようです。

アクセルワイヤー、燃料ホース、バキュームホースを外し、フロート室のガソリンを抜き取りキャブをひねります、単気筒のバイクはこれが出来るのでキャブメンテが楽です。

パイロットスクリューの横に取り付けできそうな穴が有りましたが、これはキャブレターステー取り付け用の穴だと思います、ここをドリルで穴を広げネジを切ろうかと思いましたが、サイズ的にそれは無理でした

そこで、まずここにネジを切ります。

ちなみ、このキャブの奥にある物は負圧コックで、スクーターの物を流用しました。

これが有ればエンジンが止まれば燃料供給も止まるので、停車時でもいちいちコックの開閉をしなくても済みます。
 2    ネジの取り付け

ネジを切った穴にネジを取り付けます。

エアブローしネジ穴を掃除、パーツクリーナーで脱脂します、そこにネジロックを塗りネジを取り付けました。
 3    異径ソケットを作る

当然、上のような状態ではヒーターの取り付けは出来ませんので、取り付け用のソケットを作ります。

アルミの丸棒に4oの貫通穴を開け、7oの穴を途中まで開けます。

後は5oと8oのネジを切り異径ソケットを作りました。
 4    ヒーター取り付け

取り付けたネジにソケットを取り付け、そこにヒーターを取り付けます。

このヒーターはアドレスのキャブに付いていたヒーターです、最近のスクーターはヒーターが標準で付いている物が多いので、スクラップのバイクが有れば貰ってくればただで手に入ります。

フロートドレインを閉め、キャブを元に戻し取り外したワイヤーとホースを元に戻します。

元に戻す前に、パイロットスクリューの確認とフロート室の掃除をしました。
 5    配線をする

電源はリレーを介してバッテリーから取りました。

純正のヒーターはオルタネーターから電源を取っているので、エンジンが掛から無いと発熱しませんが、バッテリーから電源を取ると、ACCがONに成ると通電し発熱するので、バッテリー負担軽減の為、スピードメーターの横にスイッチを取り付けました、気温が低くても必要無い様で有ればOFFにすることも可能です。

赤い丸の物はサーモスタットで黄色い物がリレーです、ACCに取り付け気温が低くなればON、気温が上がるとOFFになります、これも廃車になったアドレスから取り外し保管して置いた物です、だいたい気温が5℃以下に成るとONに成り、10℃位に成るとOFFに成りようです。

キーをONにした時スイッチのパイロットランプが点灯していると「オッ!今日は冷えてるな」てな感じで”冷え込み注意報”にも成ります(笑)。
 6    完成

タンク、シート、サイドカバーを元に戻し、ヒーターに配線を繋げると完成です。

ご覧の通り、ヒーターとキャブの接触面積が小さいので効率は悪そうです、それでも冷え込みの激しい日でも、アイドリングの安定が早くそれなりの効果は有るようです。

これで寒い朝でも安定したアイドリングをしてくれます、輸出仕様のバイクには、スポーツバイクでもキャブヒーターが標準装備されている物が多いです。

確か国内仕様のSV650は、リコールでキャブヒーターを後付けしていた記憶が有ります、日本国内でも、氷点下になる場所は珍しく無いのですから標準で装備して欲しいです。






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